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【受験対策】英語リーディング力を飛躍的にアップさせるトレーニング法

英語リーディング力向上のための1週間プログラム[1か月で、10000語読解を目指す]

~異次元の読解力を目指して~

本プログラム:

❶効率:半年語数60000語/180時間(1か月10000語×6か月で計算) 1時間当たり333語

❷成果:リーディング力(速読・精読)・文法力・リスニング力・スピーキング力

 

塾予備校:

❶効率:半年語数15000前後(1回500語×30回(講習会を含んで6か月の授業回数)/270時間(3時間(授業時間)+予復習(授業時間の倍) 1時間当たり55語

❷成果:リーディング力(速読・精読)・文法力・リスニング力スピーキング力

 

このプログラムは、多読と精読をバランスよく組み合わせ、1週間で5つの長文(合計3000語)を目指します。計画的な学を日々積み重ねることで、リーディング力(速読力×精読力)、リスニング力、スピーキング力の飛躍的な向上を図ります。

1. 月曜日:目標設定と教材選定

月曜日は、今週の学習準備を行う日です。リーディングの目標を明確にし、取り組む教材を選びます。

① 目標設定
具体的な目標を設定します。例えば、英検2級、共通テスト、京都大学の入試問題など、目指す試験に応じた教材を選ぶことが重要です。明確な目標があれば、効率的な学習が可能です。

② 教材選定
教材選定は以下の基準に基づいて行います。

  • 内容の選定
    和訳を読んで内容を理解できるか確認します。日本語で意味が理解できなければ、英語でも難しいと考えます。目安として3題程度の英文を選び、合計2000語程度で判断します。また、空所補充問題のないものを選ぶことが望ましいです。これにより、リーディングの流れが途切れることを避けられます。
  • 語彙レベルの確認
    不明な単語が全体の2%以下であることが理想です。500語の英文で10語以上わからない場合、その文章は難しすぎる可能性があります。また、わからない単語の発音確認も重要です。正確な発音を心がけ、正しく読めない単語は暗記しにくいからです。さらに、単語の品詞(派生語)にも注意を払い、難単語は語源を活用して覚えることが有効です。語源を知ることで、単語をイメージで覚える助けになります。
  • 構文レベルの確認
    文構造が理解できない部分が全体の20%以下であれば、その教材は適しています。構文が複雑すぎると、内容理解が難しくなるため、そのような教材は避けましょう。

 

③ リスニング教材の作成
選んだリーディング教材を基に、PCやスマートフォンを使ってリスニング教材を作成します。音声は教材に合わせて準備し、1.2倍速や1.5倍速でリスニング練習できるようにします。

2. 火曜日~木曜日:なぞり黙読、音読、リスニング、語彙暗記

火曜日から木曜日の3日間は、なぞり黙読、音読、リスニング、語彙暗記を集中的に行います。1回の勉強時間は、集中力の持続の目安である20分前後にするのがコツです。

朝:リスニングまたはなぞり黙読(10〜15分)
英文を目と指を使って、なぞり黙読します。なぞり黙読とは、英文を指でなぞりながら前から読み進める方法です。この際、読むスピードは指のスピード(1分間で150語目安)に合わせ、目を合わせることが重要です。繰り返すことで、直読直解に近づき、特に帰り読みの習慣がある人には効果的です。リスニングの際は、教材に慣れてきたら1.2倍速または1.5倍速でスピードを上げ、聞き取る力を強化します。

昼または夕方:音読(20分)
音読を通じて、リズムや発音に注意しながら文章を読みます。これにより、リーディングスキルとスピーキングスキルを同時に向上させることができます。ネイティブの発音やイントネーションを意識し、正確に声に出して読みましょう。

晩:語彙暗記(15分)
リーディング中に出会った新しい単語を暗記します。正確な発音を心がけ、正しく読めない単語は暗記しにくいので、品詞や派生語にも注意を払います。1日に新しい単語をいくつか覚え、次の日も復習することが重要です。難単語は語源を活用して覚えることで、単語をイメージで理解しやすくなります。

3. 土曜日:構文分析と精読

土曜日は、今週取り組んだ英文の構文分析と精読に重点を置きます。

  • なぞり学習(5分程度)
    英文を指でなぞりながら読み進め、直読直解に近づく練習を行います。
  • 音読(15分程度)
    再度音読を行い、発音やリズムに注意しながら文章を声に出して読みます。
  • リスニング(10分程度、1.2〜1.5倍速)
    音声を聞きながら、リスニングの能力を強化します。
  • 精読
    英文を一文ずつ丁寧に分析し、文法構造を把握します。難解な構文や文法が現れた場合は、信頼できる文法書を活用して、じっくりと理解を深めましょう。また、これまでのなぞり黙読、音読、リスニングで理解が不十分だった部分も徹底的に掘り下げていくことが大切です。精読を通じて、文章全体の構造と内容をしっかりと把握することを目指しましょう。
    POINT 理解が難しい箇所や文法的に不明な部分があれば、専門知識を持つ人に質問して解決を図ってください。消化不良の状態では、目標とするリーディング力を身につけることは難しくなります。

4. 日曜日:総復習と要約作成

1週間で取り組んだ全ての教材を再度なぞり黙読、音読、リスニングを通じて確認し、理解を深めます。

  • 要約の作成
    1週間の学習内容をまとめ、自分の言葉で文章を要約します。要約は本文の5分の1程度を目標とし、これにより内容理解を深めることができます。

5. 次の月曜日:新しい教材の選定と復習

次の週に取り組むための新しい教材を選び、月曜日に設定したプロセスを繰り返します。

  • 復習
    前週の学習内容を再度なぞり黙読、音読、リスニングで確認します。これにより、学習した内容をしっかりと定着させることができます。また、1週間のサイクルに沿って新しい教材の選定を行い、次の週の学習準備を整えます。